でんてつ!

タイトルは本文の内容とあまり関係ありません(ぇ)

「電鉄」という言葉は言うまでもなく「電気鉄道」の略であるわけですが、「○○電鉄」と通称される鉄道会社であっても、正式社名は「○○電気鉄道」「○○電鉄」の双方のパターンが存在します。2010年11月現在、日本で旅客鉄道を運営している鉄道事業者の社名を「電気鉄道」「電鉄」の別にグルーピングしてみたのが以下の通り。

社名が「電気鉄道」である鉄道事業者:12社

一畑電気鉄道持株会社であり鉄道事業者ではないので除外。一畑の鉄道事業運営会社名は電気鉄道でも電鉄でもなく「一畑電車

社名が「電鉄」である鉄道事業者:21社

というわけで、今日では「電気鉄道」よりも「電鉄」の社名が優勢という結果に。当初は「電気鉄道」であっても社名変更の際に「電鉄」を採用する例(小田原急行電気鉄道→小田急電鉄など)もあるので、時が経つにつれて「電鉄」が優勢となるのは当然でしょう。社名変更時に「電気鉄道」へと先祖帰りというか逆噴射する例もないではないですが、どちらかというと少数派。「電鉄」の略称が一般化した現在、今後「電気鉄道」と名乗る鉄道事業者が新規に現れる可能性は非常に低いかと。

ところで、東急の場合、電鉄はともかく正式社名では「東急」ではなくいまだ「東京急行」だというのがある意味凄い。航空自衛隊スクランブル出撃してきそうです(ぉぃ)。世間的には既に東急の略称が一般化し、英語社名もTokyu Corporationだというのにねえ。そこで社名変更して「東急電気鉄道」になったら、もっと凄い。